平成21年7月23日　梅干しを作っています。

毎日の様にたくさん雨が降っています。報道で災害の映像などに触れるとたいへん心が痛みます。

週間予報を見るとまだ雨の日があり、「大暑」というのになかなか梅雨が明けそうにありません。
昨日の日食も一番肝心の時に曇ってしまい残念でした。

うちの梅の木はまだ背が低いのですが、今年初めてある程度まとまって実を結びました。余所様から頂いた梅と合わせて隠居さんが丹精こめて漬けています。
数日前の土用の入りから土用干しをしようと日に干していますが、なかなかちゃんと晴れないので今日までかかっています。
うちの梅干しは、減塩とかカツオ風味などの今風ではなく、ひたすら酸っぱい昔ながらの梅干しです。
禅寺では梅干しは必需品ですが、こうして三日三晩土用干しをして漬け直す事で、元気の素になる栄養分がつき、修行僧達が毎日ひとつずつ食すのだといいます。

因みに盛徳寺では、昔から梅を漬ける時に一緒にショウガも漬け込んでいます。このショウガ漬けを細く刻んで関西風のキツネずし（この地域では稲荷ずしをこう呼んでいます）などと一緒によばれるとおいしいです。