兵庫県姫路市網干区坂上の『禅宗 盛徳寺』ー子授、願い事は、北向地蔵尊へお気軽にお参りください。
先々代の庵主さんの23回忌の法要を執り行いました。
先々代は、未だ平成に改元されていない1月4日に遷化されました。
法要には、写真の様に中央に頂相(ちんそう)と呼ばれる肖像画を掲げます。まことに、この絵のとおり小柄で、優しく慎み深い方であった様です。
明治期に廃寺の憂き目にあい、再興後は事情により「心光庵」を名乗っていた寺号を「盛徳寺」の旧号に復し(HOME/門前由緒説明板)、また戦後の混乱期に苦労して田地を守りぬき、現在まで続く寺の基礎を固めたのが、この庵主さんでした。
一方で、お茶やお華をよくし、村落や近隣の若者に頼まれて教えていたといいます。
無心無償で手八丁。こつこつと色々していた様ですが、特に近くの交番ではお華を絶やす事がありませんでした。その奉仕の心が認められ、県ののじぎく賞を頂戴したりしています。
そんな先々代を偲ぶ報恩の法要を無事務める事ができて、本当にありがたい事です。