兵庫県姫路市網干区坂上の『禅宗 盛徳寺』ー子授、願い事は、北向地蔵尊へお気軽にお参りください。

歳時記
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歳時記

平成26年7月23日 羅漢の石仏をお参りしました。

兵庫教区の「少年少女禅の集い」というイベントが相生の「らかんの里」というキャンプ場であり、お手伝いがてら参加しました。


そのキャンプ場から渓を分け入ったところに「感状山城跡」の登山道と「瓜生(うりゅう)羅漢石仏」があり、全員でハイキングに出掛けました。
城跡の頂上からの眺めもすばらしかったのですが、私は羅漢の石仏とその一帯の境内(?)が大変印象に残りました。前々から盛徳寺とご縁のある老師様お二人が雲水時代にここで断食の修行をされたというお話しをお聞きしていたので興味はあったのですが、今回初めて石仏をお参りする事ができました。

一帯は朝鮮の僧が隠れ住み後世の人々の仏縁のために造ったとも、室町時代の山伏が武士の霊を弔うために造ったともいわれている様です。写真の様に苔むし切り立った岩の間道を通り石の階段を登って行くと、5メートル程の岩窟があり、その中にお釈迦様と十六羅漢の石仏群が鎮座されていました。周辺にはお地蔵様やいくつかの祠もあり、うっそうとした狭い渓にいきなり幽玄な仏教空間が出現した様な感じでした。沢の傍には賽の河原の様に小石を積んだものがいくつかあり、周辺住民の閑だけれども篤い信仰を集めたであろう事がひしひしと感じる事ができました。